真冬のアリゾナへ行ってみる その2

Parkerからは95号を北へと進む。

 

ほとんどコロラド川に沿って進むことになる。

 

川の向こう側はカリフォルニア。

 

 

Scienic Veiw(良い景色)なんて看板を見ては止まったり、

 

何か面白そうなものを見かけたら止まったりで、あまり進まない。

 

 

最初のScienic Veiw看板で川の方へ降りてみると、

 

キャンピンググラウンドになっていて、キャンピングカーやキャビンが並んでいる。

 

そして、地面があちこち白い。

 

何だろう?と思って見ていると、

 

「Salt Free Drinking Water(無塩飲料水)」の看板を発見。

 

どうやらこの地面の白いものは塩らしい。

 

 

軍のトラックを利用したツアーも見かけたけど、

 

いったいどこに何を見に行くんだろう?

 

 

 

 

すぐ先で、バックスキンマウンテン州立公園の看板を発見したのでまた降りてみる。

 

この辺りも地面は所々白い。

 

ほとんどキャンプグラウンドのようだったので、そのまま立ち去ろうと思ったら

 

小さなギフトショップの前で、ご婦人がにっこりと手を振っている。

 

車を停めて寄っていくと、彼女は嬉しそうにお勧めのTシャツを見せ始めた。

 

 

アメリカの州立公園や国立公園では高齢のボランティアの方々がたくさん働いている。

 

大体が自然が大好きな人たちで、退職後に自然豊かな公園を巡り、

 

公園内に住むところを与えてもらったりしてボランティア活動をしているのだ。

 

高齢者じゃなくても、その公園に、自然に、魅入られて、働いている人たちがたくさんいる。

 

だからどこの公園に行っても、ガイドや働いている人たちの話を聞くのは面白い。

 

私の英語力では半分しか理解できないにしても(笑)

 

彼らは色んな事知っていて、経験していて、

 

いつも自然への大きな愛情を持って語ってくれる。

 

 

このご婦人は東海岸の出身なのに、どういうわけかご主人とあちこち周るうち、

 

いつか立ち寄ったこの地が忘れられなくて戻ってきて、

 

今ではこの公園内に住んでボランティアをしているの。

 

と、話してくれた。

 

 

彼女たちが恋に落ちた景色をしばし眺めて、さらに進むことにする。 

 

 

P.S. 最初の写真はこの後コロラド川の支流、ビルウィリアムス川を渡ったところ。

 

葦が豊かに茂っていて、その先には野生動物保護地区がある。